風物

初春訪問◇をくずれ水仙郷

ちば民報 2014.1.12

咲きほこる推薦の花

日本のお正月には欠かせない水仙の花。その凛とした美しさは初春にふさわしい花ですね。

そんな水仙の花を求めて、南房総の鋸南町をくづれ水仙郷を訪れたのは、巷では大掃除でもしていようかという年末のある1日。雲ひとつない晴天で、内房線の車窓からは雪化粧をした富士山がことのほか大きく見えました。

保田駅からは町営の循環バス。かわいらしい小型の赤バスと青バスは、それぞれ逆方向に町内をぐるっと回っています。

バスを降りるとすぐそこに水仙が咲いています。道の両脇や日当たりの良い斜面には、咲き始めた水仙がいっぱい。まだ三、四分咲きということでしたが、十分に楽しめます。青い空に白い水仙の花、夏みかんの黄色が入ってすてきな風景です。富山(とみさん)もよく見えます。

「大崩」のバス停から先へ進むと八雲神社があり、その境内には、見上げた視界に入り切らないほど枝を広げた大いちょうの木があります。その先も水仙の道は続きますが、足に自信のある人ならば1時間ぐらい、鴨川との境あたりまで行くと、棚田の風景を望むことができます。

をくずれのバス停から100m戻ったところから下につづく里道を行くと、佐久間川上流をせき止めた農地かんがい用の佐久間ダムへ出られます。一周2・4kmで、周囲は公園になっています。水仙だけでなく、春の桜も美しいそうです。

風もなく穏やかな1日。美しい里山の風景を堪能したところで、帰りのバス、と思いましたが‥。あれ、予定した時間にこのバス停にはこないようです。

ならばと、次のバス停まで散策しながら歩いて時間を有効に(?)使うことに。編集長いわく「運転手さんが、手を上げてくれたらどこでも止まりますって言ってたよ」。しばらく行った次のバス停で無事バスに乗り、帰途につきました。

鋸南町の水仙まつりは2月2日まで。きっと今が見頃でしょうね。

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