風物

子どもたちの歓声が◇館山市の砂山は“関東一”

ちば民報 2014.5.11

広大な砂山は急斜面。滑り降りる多くの人が、小さいありほどにしか見えない。

館山市にサンドスポーツをする人たちの間で、“関東一”と評価が高い広大な砂山があります。5月の連休に行ってみました。

洲崎灯台経由のJRバスで坂田(ばんだ)という地区を通ります。千葉地裁の「県による建設残土処分場建設許可は適法」との判決に負けず、環境を守り闘う地区です。6人の地元住民が原告で争いましたが、裁判所は「原告としての資格があるのは、埋立地下流域に生活する住民3人」しか認めませんでした。「観光千葉」を標榜しながら、風光明媚な地を守る意志を示せるのは、そんなに限られた人だけなのか…。美しい海岸線に見とれつつ、思わず怒りがわきました。

バスが南岸に回りこむと、海面に光が眩しい。伊戸漁港から平砂浦と経て、「ゴルフ場前」で下車します。目的の砂山はこのゴルフ場の真北にあるので、ヤシ並木の中を通らせていただきます。本館に突き当たり右から回りこむようにしてバス停から約10分歩くと、ゴルフ場北入口。そのまま北にすすむと広大な砂山の一部が見えてきました。

砂山のきつい傾斜を20分余り登ります。太平洋が見渡せるようになると、分水嶺です。そこだけ一部樹林があり、トトロに出てくるような緑のトンネルをぬけ反対側へ出るとビックリ!足下に広角レンズでも入りきらないほどの急斜面の砂地が広がりました。

連休なので、スノーボードやダンボールを持った家族連れが砂すべりを楽しんでいます。もちろん時間を忘れ、嬉々として歓声をあげ駆けまわるのは疲れを知らぬ子ども。大人は隅のほうで見守っていました。

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