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民生委員制度百周年

ちば民報 2017.1.15

12月は民生委員・児童委員(以下民生委員)の一斉改選がおこわれました。私は、07年自治会推薦で民生委員になり、4回めの委嘱式を迎えました。任期は1期3年、就任時75歳が定年です。

委嘱は、憲法25条の規定に基づき、「社会福祉の向上及び増進」は国の責務であり、国の社会福祉行政の最終責任者である厚生労働大臣が民生委員を委嘱するとしています。

3年前の一斉改選時は、県内(千葉市を除き)定数7489名のところ、7159名が委嘱され、330名の欠員が生じる結果となりました。住民の高齢化と65歳まで働く人が増えたこと、民生委員の活動量が多いという負担感などが後継者を選出できない要因になっています。

今年は民生委員制度創設100周年です。全国で23万人が地域住民の身近な相談相手、専門機関へのパイプ役として様々な活動をおこなっています。

民生委員の役割は、民生委員法第1条で「社会奉仕の精神をもって、常に住民の立場に立って相談に応じ、必要な援助を行う」とあります。

民生委員は、
・自らも地域住民の一員として
・住民の立場に立って
・生活上の課題を抱え、支援が必要な人の身近な相談相手となり
・福祉サービス等の情報の提供、関係機関の支援へのつなぎ役に
といった活動をおこないます。

Kさん(52)は、障害者雇用で36年間働いた会社をやめさせられました。ハローワークに同行し、会社都合の証明書をもらい、国民健康保険料の減免、国民年金免除などの手続きに同行、千葉県障害者雇用サポート事業者との面談をしてきました。こうした面談やハローワークの面談には、民生委員の身分が非常に役に立ちます。

民生委員は、地域の社会福祉協議会活動にも参加します。「小学校1年生と昔遊び」、「敬老のつどい」、「学校給食でシニア・児童交流会」、「三世代コンサート」等です。

この1月26日には、税額によって介護や医療の思わぬ負担や制度が利用できないといったことがないよう、市民税課長を講師にして、「介護・医療費等と税を考えるつどい」を開きます。

3月2日には、「弥生3月、高齢者のためのリトミック」で楽器に合わせ身体を動かして楽しみます。

民生委員の要請があった時は、ぜひ引き受けて下さい。全生連では、民生委員の方が多く役員をしています。運動の拡大と継承、後継者の育成が大きな課題です。私も能力と健康が許す限り、力を尽くしたいと思っています。

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