県議会ウオッチング

憲法を順守する責務

ちば民報 2014.4.6

憲法が危機だ。安倍首相は「最高責任者は私」だから勝手に解釈を変えるという。権力の側を縛り、国民の人権を守るのが憲法のはず。国の土台や歴史をひっくり返す行為だ。立憲主義に対するクーデターだ。

こうしたもとでの2月県議会。森田健作知事は、立憲主義の否定や集団的自衛権の行使に対する自身の認識を問われた(共産党代表質問)。何と答えたか。「国の専管事項」「国が判断すべき」。先の大戦は正義の戦争か侵略戦争か、の問いには「歴史家が判断すること」。首相をはじめ、政治家の最近の憲法観や歴史認識は異常すぎないか。 憲法は、国による侵略戦争を反省した国際公約でもあるはずだ。ドイツでは、ナチス肯定を公言すれば違法行為だという。日本でも「我々政治家は憲法を遵守する責務がある。平和憲法は引き継ぐべき」(秋田・佐竹知事、昨年6月)くらいは答弁する人もいる。

今議会では、自民党が「憲法改正の早期実現を求める意見書」を出し可決させた。同党が各県連に提出するよう通達しているそうだ。改憲右翼団体「日本会議」の地方議員でつくるホームページによると3月末現在、可決は千葉を含め全国8議会だという。

同党の憲法草案を口語訳した人がいる。同党の本音が見える。「念願の集団的自衛権を解禁したよ/お前ら国民の人権は、国家の利益に反するならバンバン制限するからな」。