「教育は民主主義・平和の柱」学者研究者後援会シンポ開催

しんぶん赤旗 2013.1.30

日本共産党千葉県学者研究者後援会は26日、「千葉県政における学術教育行政」と題するシンポジウムを、同県船橋市内で聞きました。

大学・高等教育を調査研究している元群馬大学教員の斉藤安史氏と教育行政学が専門で千葉県知事候補の三輪定宣千葉大学名誉教授がそれぞれ基調講演を行い、丸山慎一党県議が発言しました。

斉藤氏は、今世紀初頭の小泉内閣による経済財政諮問会議の強力な圧力によって出された産業の活性化をめざす「遠山プラン」をもとに文部科学省が主導して国立大学の法人化が強行され、教養部が解体され教養教育が軽視されてきた経緯を報告。そのもとで、大学生の学力・教養レベルの低下が問題となり、大学・高等教育が新たな困難な抱える事態となっていることを報告しました。その上で、国民の期待に応え得る大学・高等教育を構築するためには教育関係者のみならず国民的な共同を訴えました。

三輪氏は、世界科学会議「ブダペスト宣言(1999年)」などを引用しながら、教育は人権と民主主義、持続可能な開発および平和の基本的柱であり、民主的市民としての能力とその基軸となる批判的思考が重視されなくてはならないと訴えした。その上で、千県政に対する学術文化、教育についての提言を行いました。

丸山県議は、県立博物館が統合や市へ移譲などで施設も予算も年々減ちされている実態など千葉県の学術文化をめぐる現状を報告しました。

会場の参加者からも、県内の大学など教育環境の劣悪な実態が発言されました。

最後に、三輪氏が「今日のシンポジウムの成果を県政に生かすためにがんばりたい」と、知事選挙をたたう決意を表明しました。

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