千葉知事選争点 現職知事=願いに背き東電マネー
三輪候補=再稼働撤回除染進める

しんぶん赤旗 2013.3.12

原発ゼロ、放射能汚染対策を住民とともに進める三輪定宣候補(無所属、日本共産党推薦)か、原発容認の現職知事か─ 。千葉県知事選挙(17日投票)の争点として鮮明になっています。

原発ゼ口、震災復興支援を求める新日本婦人の会のパレードで、ともに訴える三輪知事候補 =11 日、千葉市

三輪候補は、東日本大震災と東京電力福島第1原発の事故から2年の11日、原発ゼロ・震災復興支援を求める新日本婦人の会の「県庁までパレード」に参加。東京電力千葉支店に向けて「原発なくせ」「原発事故の補償をちゃんとやれ」と声を上げました。

先頭に立つ

「原発をなくしてほしい」という国民多数の声に応えるかどうかが知事選でも問われています。県庁前で三輪候補は、福島の人たちの避難が長引き生活が困難になっていることを語り「これは悲劇です。こんな状祝を次の世代に渡すわけにはいかない。原発をゼロにする先頭に立ちます」と訴えました。

政策で原発再稼働の撤回、直ちに原発ゼロの決断を政府に迫ることなどを掲げています。

一方、現職の森田健作知事は演説でも、ビラでも原発をなくすとは一切言いません。議会の答弁でも「直ちに原発をなくすととは現実的ではない」と発言。 森田氏が原発事故を起こした東電から政治資金を受け取っているなど原発推進企業との癒着も明らかです。

千葉県では放射線量の高いホットスポットといわれる地域を抱えています。この放射能汚染対策も県政の重大課題です。

三輪候補は放射能の徹底した除染を行い、放射性廃棄物の処理は、地元住民の理解と合意で進め、絶対に安全なものにすると訴えています。「除染を進め、安心して住める町にします。再びこういうことがあってはならない。国・自治体の責任で対応すべきです」(柏市での演説)と語りました。

森田氏は、除染をするといいますが、法定ビラでは、県管理施設だけが対象です。 高濃度の放射性物質を含んだ焼却灰の保管場所を、住民の合意なしに手賀沼終末処理場(我孫子、印西両市)にもっていきました。自民党県議はごみ焼却灰の一時保管は「森田知事の決断だった」(4日の応援演説)と持ち上げました。

これに対して住民からは不安や強い怒りの声が上がっています。

住民合意で

三輪候補は、手賀沼終末処理場で住民の意見を聞かずに放射性焼却灰仮置き場を押し付けた県の責任は重いと指摘しています。「放射性廃棄物の処理の問題では、地元住民の理解と合意で行う」と訴えています。

千葉市に住む楠本三佳さん(38)は「4人の子どもがいるので、放射能の問題は心配です。三輪さんに知事になってもらって、除染を進め、線量を測り、子どもたちの健康調査をしっかりやってほしい」と期待します。

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