コメ半減、牛・豚は壊滅
農林水産業25%の減少TPP 千葉県が影響額試算

しんぶん赤旗 2013.4.4

千葉県がだしたTPP影響額試算票のイメージ

千葉県は3月28日、日本が環太平洋連携協定(TPP)に参加した場合、県内農林水産業の減収額は、現在の産出額の4分の1に相当する1069 億円に上るとの試算を明らかにしました。

試算は、日本共産党県議団の要求に応えて出したものです。県が試算を出すのは2010年に次いで2度目。今回は、試算の対象品目をコメ、牛・豚・鶏肉、合板、アジなど33品目に限定。前回は絞らなかった対象国をTPP交渉参加11カ国とするなど国の試算方法に基づいています。

そのため、前回試算に比べて影響は小さくなっていますが、今回試算でも、産出額は農業1019億円、林業4億円、水産業46億円の減収となりました。減収総額は、11年の産出総額4358億円の25%分に相当します。コメについては、外国産米に置き換わる率を3割、残る7割は価格が26%低下するとして試算。産出額は730億円から367億円に半減します

産出額240億円の生乳は壊滅し、乳用牛の生産も消滅。肉牛も7割の生産が失われ、産出額347億円の豚は、約8割の272億円が消滅。322億円の鶏卵は267億円に減少します。

水産物では、主力であるイワシが現在の46億円から半減近い26億円に激減。アジも17億円から9億円に、サバも20億円から14億円にそれぞれ減少します。

党県議団は県に対し「TPP参加は到底受け入れられないととは明らかだ。加工業や運送など関連産業とその雇用にも当然、影響が出る。国も直接の影響以外に『農業の多面的機能の喪失額』を見込んでおり、北海道なども独自に計算している。千葉県も試算すべきだ」と要請しました。

<資料:日本がTPPに参加した場合の千葉県農業産出額への影響=丸山慎一県議ホームページ掲載 PDFファイル>

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