特別支援学校の過密深刻=千葉県議会で加藤議員追及

しんぶん赤旗 2014.3.7

2月26日の千葉県議会本会議で、日本共産党の加藤英雄議員が行った代表質問は、党県議団の現地調査を踏まえた具体的な指摘と提言が際立ちました。

質問で、加藤氏が「待ったなしの課題」として指摘したのは、特別支援学校の過密化の問題でした。

加藤氏は柏市の柏特別支援学校の実態を訴えました。同校は児童数が開校時(1981年)の2.4 倍(263人)に増加。小・中・高等部計56クラスに対して、教室はプレハブを含めて38室。このため、1教室を2クラスで使う「教室の複合使用」が常態化しています。

牛乳パックから再生紙を作る工作の授業は廊下で実施。小学部の体育の日課は、体育館やグラウンドがいっぱいのため、廊下や昇降口で行われています。

教職員も、約半数が職員室に自分の机がありません。会議用テーブルを使っています。

実態を示した加藤氏は「これでは、障害を持つ一人ひとりの児童生徒の教育的ニーズに対応した特別支援教育はできない」と強調。

そのうえで、過密化の原因について、小中高校にはある設置基準が特別支援学校にはなく、過密化・教室不足を招いていると述べ、「県独自に、施設整備の最低基準をつくり、特別支援教育の目的に沿った条件整備を進めるべきだ」と強く迫りました。

これに対し、県側は「過密化解消は喫緊の課題と認識している」と答えましたが、「整備充実に努める」「既存施設の活用」などと逃げの答弁を繰り返しました。

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