「ノリ採れず収入ない」

千葉の共産党=重油被害2漁協の要望聞く

しんぶん赤旗 2014.4.11

衝突沈没事故で漏れ出た重油による漁業被害について、漁協役員から話を聞く共産党の人たち=4 日、千葉県富津市

衝突事故で沈没した貨物船から重油が漏れ出し、千葉県内の3市(富津市、館山市、南房総市)の海岸に漂着し、漁業に深刻な被害が出ている問題で4日、日本共産党は、富津市で実態を調査しました。

党千葉県委員会、南関東ブロック事務所、小池晃参院議員秘書、県議団、松原和江富津市議が、同市の釼持壽志経済環境部長から説明を受け、新富津、天羽漁協で現状と要望を聞きました。

釼持部長は「油が付着し処分することになったノリは、約1600袋になる。補償に時間がかかったり、十分でなかったりしたら辞めざるを得ない人が生まれかねない。海難審判が行われ、補償が出るまでの間の『生活費』を援助することができないか」と話しました。

新富津漁協(小泉敏組合長)では、参事の平野敏雄さんが「震災で壊滅的な被害をうけ、やっと持ち直して、今年はこれから生活費を稼げると思っていた矢先の事故に困っている。今、ノリの刈り取りをして、ノリ網を全面撤去する作業を行っている。当面、収入がない状態になっている」と訴えました。

県内で唯一、漁を中止していた天羽漁協(磯貝秀樹組合長)で は、組合員10人が「定置網をとり換えないといけないことになると2億8千万円の負担だ」など窮状を訴えました。

その後、天羽漁協は9日、試験操業の試食会を実施して魚の「安全宣言」を出し、10日から漁を再開しました。

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