医療事故対応県は真剣に=丸山県議追及

しんぶん赤旗 2014.7.30

6月定例千葉県議会の健康福祉常任委員会で日本共産党の丸山慎一県議はこのほど、県立がんセンターの医療事故について質問しました。検証報告書や内部告発に、県が真剣に対応してこなかったと指摘しました。

同センターでは、腹腔(ふくくう)鏡下手術の後、短期間で患者が亡くなる事例が9例あったことが明らかになっています。県病院局は、第三者機関を設置し調査を行い今年度中に結論を出したいとしています。

検証報告書(2013年8月)は、12年9月と13年1月の腹腔鏡下膵(かすい)切除術を検証したもので、2例とも短期間で患者が死亡。2例の手術について「院内倫理審査委員会で承認されたものではない」などの問題を指摘していました。

丸山氏の質疑で、報告書がセンターに倫理審査委員会に諮るルールが無く、今後、審議承認は必須だと述べ、現在も審査委員会に諮る規定がないことが明らかになりました。また、今年2月にも同じ腹腔鏡下手術が倫理審査会にかけられずに実施されていました。

丸山氏は、規定は改正すべきだったはずだと強調しました。

また、10年夏には、がんセンターの麻酔医が、厚生労働省や県病院局などに医療事故を内部告発しました。しかし、告発した医師は、手術からすべて外されるという「報復」を受け、同年9月に退職を余儀なくさせられました。

丸山氏は「調査報告書や内部告発などを真摯(しんし)に受け止めていないことが浮き彫りになった。患者への説明もなおざり、内部告発に報復行為では、県民の信頼は得られない」と厳しく指摘しました。

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