全6区7人の市議団ヘ=提案権が威力発揮

しんぶん赤旗 2015.3.20

4月12日投票の千葉市議選(定数50、4減)で、現有6議席の日本共産は、党議員がいない緑区(定数6)での議席奪還、定数1減の花見川区(定数10)で複数議席の確保など、全6選挙区で7候補全員の当選をめざします。

現在の千葉市政は、「財政健全化」を口実に、国民健康保険料や介護保険料の引き上げ、家庭ごみの有料化、難病見舞金廃止、敬老会補助金削減といった市民サービス削減と公共料金値上げなどで、この5年間に228項目、約103億円もの負担増を市民に強いてきました。その一方で、千葉駅西口再開発や蘇我特定地区整備などの大型開発を進め、五つの事業だけで228億円を費やしています。今後も、新庁舎建て替え新築に298億円を予定するなどムダ遺いが目白押しです。

対「オール与党」

この悪政を支えているのが、千葉市議会で市長提案の全議案に賛成してきた、共産党以外の「オール与党」勢力です。市議選は、市民とともに悪政とキッパリ対決する共産党と、悪政に〝何でも賛成〟の「オール与党」の対決です。

共産党市議団は、市民の願いを実現するために「予算の組み替え動議」をはじめ数々の「条例案」「意見書」を提案してきました。

市民要求の実現で威力を発揮しているのが議案提案権の活用です。2003年からは毎議会で提案を続け、1980年以降の累計は全国的にも群を抜く80本以上にのぼっています。

「オール与党」は、ことごとく反対しました。しかし、市民の願いにもとづく道理ある提案を前に、後に市が同趣旨の条例案を提出したり、施策の実施要綱に取り入れたりしています。大規模災害時の要援護者支援問題では市が後追いで条例化、障害者の公園施設使用料は後に実質的に減免。他にも精神障害者へのモノレール運賃減免、国保料滞納世帯の18歳までの子どもに保険証交付などを実現しました。

共産党市議団は、市民と力を合わせて、中学3年生までの医療費無料化や校舎の耐震化を実現してきました。

「エアコン設置」の請願を受け、小学校の教室で温度調査をする共産党市議団・候補ら=2014年7月2日

エアコン設置を求める請願署名1万5000人分以上を市長と市議会議長に提出した保護者の一人、楠本三佳さん(40)は「請願に理解を示し、紹介議員として採択に尽力してくれたのが共産党議員だった」といいます。市長と「オール与党」全会派は「予算がない」などとして、6月と9月の定例会で請願に反対・不採択にしました。

共産党市議団は「〝ない〟のは予算ではなく、子どもたちを思う気持ちと教育環境整備の責任」だと指摘。3902億円もの市一般会計予算からエアコン設置やトイレ・老朽校舎改修などの教育予算を提唱しています。この4 月に子どもが小学校に入学する岩月佐和子さん(41)は「共に活動してくれる共産党の議員を増やすことが、私たちの意見を届ける道なのですね」と話します。

暮らし福祉応援

国保料をめぐっても「オール与党」と共産党の違いは鮮明です。共産党は高すぎる国保料の引き上げ中止と1世帯1万円引き下げを主張。

千葉市の国保料(介護分合む)は、5年連続で値上げされ、課税所得200万円の2人世帯で年間約29万円。高すぎる国保料に、加入世帯の22・5%、約3万5000世帯が滞納しています。

しかし、市長は14年度から保険料の算定方法を変えて、さちに5年連続の値上げを公言。「オール与党」が賛成するなか、引き下げを訴える共産党に期待が広がっています。

野本信正団長(若葉区)は訴えます。「市民の願いを市政に届けるのが議会の役割。緊急性・必要性のない大型開発を見直し、福祉・暮らしを応援するために7人の議員団実現に頑張ります」

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