授業介入 史実の否認に=千葉県民の会が声明

しんぶん赤旗 2015.5.28

「教科書と教育を考える千葉県民の会」は22日、「日本史授業の監視・統制と教科書採択への不当な介入を許さない声明」について記者会見しました。

千葉県教委が、実教出版の高校日本史教科書を使用する10校に対して「国旗・国歌」「第2次世界大戦の犠牲者数」「南京事件の犠牲者数」の授業を行う際、管理職が参観し、授業が「適切に」行われたか報告を求める「事務連絡」に抗議するものです。

「声明」は、県教委の「事務連絡」は教科書選択への不当介入だと指摘し、学校の組織と運営、教育について専門的権限を有する教員の学習指導を信頼していないことを意味し、近現代の史実を否認することになると断じています。

県議会では、侵略戦争を賛美する日本会議所属の自民党議員が何度も同教科書を攻撃し、選定する学校が激減しました。

県民の会の三輪定宣代表は「教育行政機関が、権力を盾に一片の通知や事務連絡で、授業に介入・干渉・監視することは到底許されず、重大な違法行為だ」と批判しました。

同教科書を採用している高校の教諭たちが「同教科書は史料が適切に提示されていて生徒が考えやすくなっている」「何ら間違った記述はない。過去に日本が行ってきたことを、いろいろな説を交え、生徒に伝えることができる」と訴えました。

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