イラク戦争時成田空港から弾薬輸送
千葉県知事に軍事利用の中止要求=地元市民団体

しんぶん赤旗 2015.12.2

イラク戦争時(2004年から06年)に千葉県成田市の成田空港から、防衛省が軍事物資を輸送した問題で、地元の市民団体は11月30日、千葉県庁を訪れ、森田健作知事に対し、空港の軍事利用をしないよう要請しました。

成田空港開港に際し、1972年に三里塚平和塔奉賛会、当時の運輸相、千葉県知事、東京国際空港公団(成田空港)の4者は、「軍事利用は絶対に認めない」「疑義が生じたときには協議する」などの「取極書(とりきめしょ)」を交わしています。

しかし、日本共産党の辰巳孝太郎参院議員が9月に行った国会質問で、防衛省が民間航空会社を使って成田空港などから武器弾薬を含む装備品を輸送したことが明らかになりました。

要請には、成田空港から郷土とくらしを守る会の岩田公宏事務局長、三里塚平和塔奉賛会の武田隆雄氏が出席。日本共産党の斉藤和子衆院議員、浅野ふみ子参院千葉選挙区候補、丸山慎一県議ちが同席しました。

出席者は「成田空港から武器弾薬がチャーター機によって運ばれていたという事実が明らかになっている。県はこれでも軍事利用を認めないのか」「疑義が生じているのだから協議の場を設けるべきだ」と要求しました。

県空港地域振興課の担当者は「国に取極書に基づいて運用されていると確認している。したがって現時点では協議の必要性に至っていない」と、要求を拒否しました。

出席者は、県に成田空港の軍事利用の疑いが明白になっている事実について、もう一度調べ直すことを指摘し、再度要請することを確認しました。

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