「若者の貧困なくしたい」比例候補椎葉かずゆきさん(39)に聞く

しんぶん赤旗 2015.12.18

この間、労働現場を訪ね、調査しました。
千葉県にある郵便局では、5時間残業を言い渡された局員がいました。製鉄関連会社では、1年間に4人の労働者が作業中の事故で亡くなっています。

問題の背景には、ベテラン社員をどんどん退職させ、わずかの正社員と関連企業の社員で賄おうという企業の体質があります。「代わりはいくらでもいる」という経営者の思想そのままに、安倍自公政権が非正規労働者を増やし続けた結果です。

怒り強くして

年収200万円以下のワーキングプアが、6年連続で1000万人を超えました。働いても働いても奨学金を返せない、若者の貧困を増やす状視がブラック企業の温床になっています。高い学費と奨学金、そしてブラック企業という「鉄のトライアングル」を変え、若者の貧困をなくさないといけません。

戦争法を強行した安倍政権のもとで、経済的理由で大学進学をあきらめざるを得ない高校生のもとに、自衛隊の勧誘ダイレクトメールが届いています。若者の悩みに付け込むよう「100%完全就職」と書かれたダイレクトメールに、政治の堕落を実感します。

戦争体験者の話を訪問してうかがってきました。山梨県大月市では、銀行員だった女性から、戦争中に「10円が15円になる」として国に強制的に買わされた債券を涙ながらに手渡されました。暮らしや社会保障を削って軍事費につぎ込むことは許せないと、怒りを強くした経験です。

このような状視を変えるために、海外での米国の戦争に自衛隊を参加させる戦争法を廃止し、共産党の提案する「国民連合政府」実現の協力を広げることが大切だと思います。

各界との懇談を進めていて、手ごたえを感じています。首長の方々からは、立憲主義の破壊やオスプレイの配備など、安倍政権の暴走に対する不安の声が上がりました。

〝原点は平和〟

私の政治活動の原点は平和です。小学6年生の夏、千葉県原水協の事務局長を務めた父親とともに広島の原水爆禁止世界大会に参加しました。原爆で死んだ人の遺体を自ら理めたという被爆者の証言を聞き、人生を狂わせる戦争や原爆は絶対だめだと思いました。

中学時代に衝撃を受けた絵本『パパママバイバイ』。横浜市緑区(現・青葉区)での米軍機墜落事故で自宅と家族が被害を受けた椎葉寅生さんは、父と同郷の方です。米軍はあの事故を教訓とせず、横田基地にオスプレイを配備し、千葉県木更津に整備拠点をつくろうとしています。阻止に全力を尽くしたい。

参院選は過去最高の850万票、比例8議席に挑むという点で、新たな歴史をつくる選挙です。自公を少数派に追い込み、参院へ駆け上がります。

椎葉かずゆき(しいば寿幸):1976年、千葉市生まれ。千葉大学卒業後、日本共産党千葉県委員会に勤務。学費値下げや奨学金拡充の運動、派遣労働者の実態調査などに取り組む。党准中央委員、党県副委員長。

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