三番瀬などラムサール条約登録を・8団体が環境省に要請

しんぶん赤旗 2016.8.5

東京湾の干潟保全にとりくんでいる「三番瀬を守る連絡会」「小櫃川河口・盤洲干潟を守る連絡会」「日本湿地ネットワーク」など8団体はこのほど、三番瀬(船橋市・市川市)と盤洲干潟(木更津市)をラムサール条約に登録するよう環境省に要請しました。日本共産党の斉藤和子衆院議員と丸山慎一千葉県議、岩井友子船橋市議、廣田徳子市川市議が同席しました。

三番瀬と盤洲干潟は、環境省が「ラムサール条約湿地の潜在候補地」にあげていますが、登録のめどは立っていません。千葉県が、三番瀬を横切る形で構想されている第2東京湾岸道路の早期具体化を国に要望し、人工干潟を造成する動きもあるなど、三番瀬海域での開発計画が足かせとなっています。

この点について環境省側は「千葉県と定期的に話をしているので、第2湾岸道路が環境を損なわないように配慮を求めたい」と述べ、盤洲干潟については「県と、登録について話し合いたい」と答えました。

戦後、急速に進められてきた埋め立て工事によって東京湾の湿地は激減し、千葉県側で残っているのは三番瀬と盤洲干潟だけです。干潟は、貝類や魚類などの生育の場であり、渡り鳥のえさ場として生物多様性を支える大きな役割を担っています。こうした自然環境が都心部に残されていることは極めて貴重であり、一度失われてしまえば元に戻すことはできません。

参加者は、政府がラムサール条約締約国としての責務を果たし、2018年に開かれる次回のラムサール条約締約国会議(COPU)で三番瀬と盤洲干潟が登録されるよう強く求め、「ぜひ一度、現地を見に来てほしい」と要請しました。

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