盤洲干潟ラムサール条約登録を要望=千葉県に環境5団体

しんぶん赤旗 2016.8.6

申し入れする環境保護団体の皆さんと丸山県議

千葉県木更津市の小櫃川(おびつがわ)河口に広がる盤洲(ばんず)干潟(1400ヘクタール)の保全活動に取り組む県内の自然環境保護5団体は3日、森田健作知事に対し、盤洲干潟の自然環境保全地域指定とラムサール条約登録を求める要望書を提出し、交渉しました。盤洲干潟は日本最大級の砂質干潟で、海苔(のり)やアサリの漁場でもあり、多様な生物の宝庫になっています。

要望書を提出した小櫃川河口・盤洲干潟を守る連絡会、小櫃川の水を守る会、千葉県野鳥の会、千葉の干潟を守る会、千葉県自然保護連合は、▽湿地の減少、悪化の対策▽鳥獣保護区指定や自然環境保全地域指定、ラムサール条約登録が進まない理由▽漁場としての干潟の恒久保全策を講じる考えがないか──などをただしました。

県自然保護課の担当者は「鳥獣保護区への指定について漁業関係者からは、鳥が魚介類を食べたり、海苔に羽が入るという理由で理解が得られていない」と回答。参加者は「海苔生産者に直接聞いたところ、羽は自動的に機械で分けられる。漁師は魚貝を食べるのは大した量ではないと話している」と反論し、干潟が開発されないよう自然環境保全地域指定やラムサール条約登録の必要性を訴えました。

県の担当者は「三番瀬(さんばんぜ)と同様にラムサール条約の登録をめざすのであれば利害関係者を交えた協議の場の設定を検討します」と答えました。日本共産党の丸山慎一県議が同席しました。

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