「成田」軍事利用止めよ
南スーダン派兵斉藤議員ら要請=国交・防衛省に

しんぶん赤旗 2016.11.29

南スーダンPKO(国連平和維持活動)で「駆け付け警護」など危険な任務を付与された自衛隊が民間機を使って成田空港から出発した問題で、日本共産党の斉藤和子衆院議員と千葉県委員会は28日、国会内で、地元住民らとともに国土交通、防衛の両大臣あてに「軍事的に利用」しないことを強く求める要請文を手渡し交渉しました。

派兵された陸上自衛隊第9師団第5普通科連隊(青森市)などは、青森空港から羽田空港に立ち寄った後に、20日、迷彩服のままで成田空港から南スーダンに向かいました。

成田空港について、開港前の1972年4月15日に三里塚平和塔奉賛会会長と運輸相、千葉県知事、新東京国際空港公団総裁の4者が結んだ「軍事的に利用することは絶対に認めない」とする「取極書」を結んでいます。

要請書は、憲法違反の武器使用も含めた新任務を付与された自衛隊が利用したという点で、明らかに「軍事的利用」に当たると指摘しています。

斉藤議員らは「『取極書』は政府を代表して当時の運輸相が調印したものであり、それにこたえる立場で政府は責任ある対応をしてほしい」と訴えました。

防衛省の担当者は「軍事的利用には当たらない」と繰り返し主張。弁護士の高橋勲氏は「戦争法施行後初めての派兵であり、武力行使を可能とする点でもこれまでとは全然状況が違うと認識するべきだ」と批判。自衛隊員が迷彩服で民間機を利用したことについても、「攻撃対象になる危険がある」(斉藤氏)と指摘しました。

要請には共産党の地方議員、椎名史明衆院11区候補のほか、志位和夫委員長(衆院議員)、小池晃書記局長(参院議員)、畑野君枝、本村伸子両衆院議員の各秘書らが同席しました。

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