千葉・原発訴訟結審
〝事故でわが家失った〟原告らが陳述

しんぶん赤旗 2017.2.2

2011年3月の東京電力福島第1原発事故で福島県から千葉県に避難を余儀なくされた18世帯45人が、震災に伴う津波や原発の浸水などを予見できたのに対策を怠ったとして、東電と国を相手に慰謝料など約22億円の損害賠償を求めた集団訴訟が1月31日、千葉地裁(阪本勝裁判長)で結審しました。判決は9月22日。

原告側弁護団によると、同様の集団訴訟は全国で約30件あり、結審は前橋地裁に次いで2例目です。

弁護団はこの日の法廷で、福島から避難して来たことを理由にいじめに遭い、転校した子どももいたことなどを改めて陳述。原告の遠藤行雄さん(83)は「原発事故で、私たちはついの住み家と定めたわが家を失った」と訴えました。東電は事故当時、地震被害に対する科学的知見が進んでいなかったなどとして、「過失はなかった」としました。

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