天海訴訟第8回口頭弁論=介護保険への強制すべきでない・千葉

しんぶん赤旗 2017.2.12

天海氏を交えてミーテング

千葉市在住で、脳性まひの障害を持つ天海(あまがい)正克さん(67)が、65歳になっても介護保険を申請しないことを理由に介護をバッサリと打ち切ることは憲法や障害者権利条約に違反するとして、同市を訴えた裁判の第8回口頭弁論が7日、千葉地裁(阪本勝裁判長)で行われました。

障害者が65歳を境に障害者総合支援法の「介護保険優先原則」に基づいて、介護保険サービス(原則1割負担)に移行することになっていますが、国は自治体に対し、「介護保険優先」は、あくまでも原則として、当該者の状況に見合う配慮をするよう通知をだしています。

社会保障推進千葉県協議会がおこなった自治体アンケートでも、県内の22自治体が65歳到達後も継続して障害福祉サービスの支給決定を行い、引き続き介護保険認定の申請勧奨を行っていると答えています。

原告側弁護団の武井久光弁護士は、障害福祉サービスを適応する22自治体の理由が「障害者の生活維持」にあることが明らかで「障害者を何の給付も受けられない状態に追い込んでまで、介護保険への移行を強制すべきでない」と主張しました。

口頭弁論後の報告集会で、弁護団の外山裕子弁護士は「今後は千葉市が他の障害者へどのような対応をおこなってきたか担当者を呼んで証言してもらう段階になってくる」と述べました。次回の裁判は4月21日。

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