千葉知事選26日投票
論戦通じ違いくっきり=すみや候補こそ

しんぶん赤旗 2017.3.24

宣伝カー上に乗ってのすみや信一千葉県知事候補の演説

26日投票の千葉県知事選。「新しい知事を選ぶ会.(どっと)ちば」が推す市民共同の、すみや信一候補と、現職で自民・公明支持の森田健作候補、前浦安市長の松崎秀樹候補の闘で県政のあり方をめぐって論戦が繰り広げられています。論戦を通じて、知事を選ぶ二つのものさしが鮮明になりました。

すみや氏くらし・福祉優先森田・松崎氏大型開発を推進ヘ

第1のものさしは、全国4位の財政力を県民のくらし・福祉・教育優先に使うすみや候補か、浪費型の大型開発優先を続ける森田、松崎候補か─です。すみや候補は、豊かな財政力を県民のためにいかせない「おかしな県政」を変えると公約。

▽税金の使い道は、福祉と教育と医療を最優先に。カジノはいらない▽自営業や農家を支援し、地域経済を活性化(生活に密着した公共事業で地元中小業者に仕事を、農産物の価格保障、所得補償など)▽憲法をいかし、平和とくらしを守る▽原発ゼロの社会を目指し、自然再生エネルギーに転換、放射能汚染から子どもを守る▽給付型奨学金の拡充、初入学級の実現▽あらゆる差別をなくし、人権を守る(男女共同参画条例の制定など)─などの政策を掲げています。

一方、森田候補は、圏央道、東京外環道、北千葉道路などの巨大道路建設や、つくばエクスプレス沿線開発、上総アカデミアパークなど大企業のための大型開発、県民に必要のない八ツ場ダム建設などの浪費を続けてきましたが、反省はみられません。

松崎候補も、千葉県の医療や教育が全国最低クラスだと述べるものの、道路交通網の整備の遅れが「経済の足かせ」だとして、高速道など高規格道路の建設を重点施策に掲げる点で、森田候補と共通しています。

すみや氏暴走政治の防波堤森田・松崎氏安倍政権いいなり

第2のものさしは、悪法を次々強行する安倍政権の暴走に対して県民を守る防波堤になることを公約する、すみや候補か、暴走にいいなりの森田候補や松崎候補か─です。

すみや候補は、墜落事故を繰り返すオスプレイの整備拠点に陸上自衛隊木更津駐屯地が選定された問題で、整備拠点化にさっぱり反対しています。

異常な働き方の根絶に背を向ける国の動きに対しても、「ブラック企業での長時間労働をなくすための条例制定と監視体制を強化する」「842円の千葉県の最低賃金を1000円以上に」など、すみや候補は働く県民の守り手になる県政をめざしています。

すみや候補は、教員時代、森田県政のもとで、教科書統制を強める安倍政権に追随した県教育委員会などが、検定に合格した特定の高校日本史教科書を使用することを問題視する介入を行ったとき、他の教員や県民と団結して正面から反論し介入を打ち破ってきました。

昨年12月にカジノ解禁推進法が強行可決されたことで、国や県のなかで、成田空港へのIR(カジノを含むリゾート施設)建設構想などの動きが浮上しています。すみや候補は、「ギャンブル依存症など社会に与える弊害は大きく、反対」との立場を明確にしています。

一方、森田氏は、オスプレイの整備拠点化を「国が安全保障について総合的に考慮し、責任を持って判断したものと認識」すると答弁(2016年12月2日)するなど、国いいなりの姿勢に終始。東京都や神奈川県より約90円低い最低賃金も容認しています。日本の侵略戦争を「正義の戦争」だったとする靖国神社に全国の知事で唯一、毎年参拝しています。

松崎氏は、オスプレイの整備拠点化について「賛否を論ずる資料を持ちえていません」として「安全対策を前提に賛成」の立場を表明(市民ーネットワーク千葉県の公開質問状への回答)。教科書への介入では県議時代に、歴史教科書から従軍慰安婦や南京大虐殺などの記述削除を求めるグループの著書を「良書」とほめ、「自虐的な歴史教育を見直そう」などと質問(1997年2月10日)した経歴があります。

カジノ誘致問題では森田氏、松崎氏とも「賛否を明らかにせず」と報じられています(東京新聞千葉県版13日付)。

市民と野党の共同前進

森友学園問題や共謀罪法案の閣議決定などで、有権者の政治への関心・怒りが急速に広がる中、知事選最終盤を迎えています。

すみや候補を支える市民と野党の共同も前進し、日本共産党をはじめ自由党、緑の党、新社会党、市民ネットワーク、無所属県議が応援しています。

自主投票の民進党も衆院6区の生方幸夫氏、7区の石塚貞通氏が応援演説に立ち、9区の奥野総一郎氏(衆院議員)、10区の谷田川元氏が応援メッセージを寄せるなど、共同の輪は確実に前進しています。

もどる