リニア建設の残土深刻 千葉「考える会」が処分場視察

しんぶん赤旗 2017.7.28

鋸南町「環境と子どもを守る会」の説明を受ける三輪県議、椎葉・大西氏ら

リニア新幹線を考える東京・神奈川連絡会は25日、リニア中央新幹線の梶ケ谷非常口(川崎市宮前区)建設で発生した残土の搬出先となる千葉県富津市などを視察しました。日本共産党の三輪由美千葉県議、大西わたる衆院千葉12区候補、椎葉寿幸千葉県副委員長らが同行しました。

JR東海は、5月26日、JR梶ケ谷貨物ターミナルから建設残土を貨物列車で運び出す「出発式」をおこないました。残土は、川崎市の三井ふ頭まで運び、今月末にも海路で袖ケ浦市の一時たい積場に輸送し、その後、陸路で富津市内の残土処理場に搬出する計画です。残土搬出にあたり、JR東海は、梶ケ谷非常口建設で排出される東京ドーム約2杯分もの約250万立方メートルのうち、1割ほどにあたる24万立方メートルを富津市内の処分場で処理する計画書を神奈川県に提出。千葉県や富津市は搬入計画が存在することを認めています。

この日、鋸南町の環境と子どもを守る会の案内で鋸南町内の汚染土壌処理施設を視察し、意見受換しました。その後、小櫃川の水を守る会の案内で、搬出先である富津市内の残土処分場を視察。搬入作業で動きまわる22トントラックの様子などを見ました。

「残土の総量を考えると、この処分場でおわりとは限らない。さらに富津市以外の自治体にも持ち込まれるのではないか」「発生元の神奈川県内で残土処理すらできないようなリニア新幹線計画はただちに中止すべき」などの声があがりました。

三輪県議は、「そもそもリニア中央新幹線は、環境や技術、採算など、問題が多い事業であり、その残土を千葉県に押し付けるとはまったく許せない。自然・生活環境を守る運動を住民とともに広げていきたい」と語りました。

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