司法は原発被害者救え=千葉訴訟勝利ヘ集会

しんぶん赤旗 2017.9.3

判決22日 原告・支援者ら400人

2011年の東京電力福島原発事故で福島県から千葉県などへの避難を余儀なくされた住民が国と東京電力に対し、原発事故による損害賠償を求める裁判(千葉訴訟)の勝利をめざして2日、千葉市内で判決前決起集会が開かれました。原告団、弁護団、支援者ら約400人が集まり、歴史に残る司法判断を勝ち取ろうと熱気にあふれました。

現在、全国でおの同様の集団訴訟が起こされ、1万2346人が原告となっています。最初の判決となった前橋地裁判決(3月)は、国と東電の責任を認めるものとなり、2番目となる今月22日の千葉地裁の判決に注目が集まっています。

集会では、福武公子弁護団長が報告し、千葉訴訟では、避難の慰謝料だけでなく「『ふるさと喪失慰謝料』と、土地建物、山林田畑、家財道具、休業損害など、全損害の完全賠償を求めている点に意義がある」と強調しました。

元裁判官で、福井原発訴訟(滋賀)弁護団長の井戸謙一弁護士が「前橋判決は、責任論の面で片足を踏み出したが、損害賠償額があまりにも低い。千葉判決で完全な権利救済の流れができあがるよう、広範な市民の声を集めよう」と述べました。

参加した原告団の瀬尾誠さん(65)は「国と東電は、福島原発事故の責任を認めて謝ってほしい。福島県を以前の状態に戻せないなら、それに見合う賠償を払うべきだ」と話していました。

作家の落合恵子さんが「生きる…つながることと抗うこと」と題して講演。北海道や広島などから集まった各地の原告団・弁護団らが訴訟の報告をおこない、活発に交流しました。

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