再生土埋め立て被害深刻=環境省に県指導を訴え
千葉匝瑳・佐倉市党議員と住民

しんぶん赤旗 2017.9.13

環境省担当者(左)に現状を説明する党県・市議と住民ら

深刻な環境破壊や、健康被害が広がっている千葉県匝瑳(そうさ)佐倉両市の「再生土」の埋め立て問題について11日、日本共産党の三輪由美県議、木崎俊行佐倉市議、田村明美匝瑳市議と地元住民らが、衆院第1議員会館内で環境省に聴き取りを行いました。

参加者は再生土の埋め立て現場から出る汚染水の写真などを示し説明。汚染物質の除去、生活環境の回復を事業者に指導するよう、両市議会に請願書を出したことを紹介し、国としても県を指導するよう訴えました。

同省の担当者は、権限は都道府県(政令市を含む)にあるとしつつ、都道府県に対し、廃棄物の処理によって生活環境に支障が生じることなどがないよう、「積極的かつ厳正に行政処分を実施されたい」とする指針を2013年に出したと説明。今回のケースについて、「県に指針に基づいて適切に運用しているか確認する」と回答しました。

三輪県議は、「『再生土』には、廃棄物が混ざりこんでいる可能性がある。国も県も徹底したチェックが必要です。県残土条例改正も求めていきたい」と話しました。

匝瑳市在住の石井公男さん(62)は、「被害を受けているのは住民です。原状回復をさせて条例化も求めて請願行動をしたい」と語りました。 鴨志田安代衆院千葉9区、笠原正美同10区の両候補、浅野ふみ子参院千葉選挙区候補、斉藤和子衆院議員秘書が同席しました。

再生土の埋め立て

「再生土」とは、産業廃棄物を中間処理し、資源として再生したもの。再生土を使った埋め立て工事では、激しい異臭のする汚染水が染み出るなど地域住民の生活環境に被害が多発し、茨城県や千葉県内の市では再生土の埋め立てを禁止または規制をしています。

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