原発避難者訴訟で報告集会 千葉市

しんぶん赤旗 2017.9.24

マイクを持ち署名を訴えるさいとう和子衆院議員ら

東京電力福島第一原発事故避難者千葉集団訴訟で22日、千葉地裁(阪本勝裁判長)は「不当判決」を下しました。地裁前では、「国の責任を否定」「東電の損害賠償を一部認める」と旗が出された後、千葉県弁護士会館で、原告や支援者を前に報告集会が開かれました。

原発被害者救済千葉県弁護団の滝沢信事務局長が判決の骨子と主文を紹介。「国に対する請求は全員が棄却です。東電に対する賠償責任は、原告45人中42人が認められ、総額約3億7600万7601円の支払いを命じた」と報告し、「大変残念な不当判決で、控訴する流れになるのは間違いない」と述べました。

原発事故全国弁護団連絡会、「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟弁護団・原告団など、全国の弁護団や原告団があいさつし、千葉判決の不当性を訴えました。

同全国弁護団連絡会の米倉勉弁護士は「率直にいってこの判決に絶句をしました。このような判決しか書けない裁判所は何なのか。必ず覆す」と強調。「10月10日に判決を控えている同福島原発訴訟原告団の中島孝団長は「国に対し、忖度(そんたく)判決だ」と厳しく非難しました。

千葉集団訴訟原告団の瀬尾誠さん(65)は「言葉にならないというのが私のいまの状況です。損害賠償はこれから始まるんだという思いです。たたかいはこれから始まる」と心の内を語りました。

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